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2010 10,03 12:14 |
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以前から壊れたまま放置していたTechnics SU-7300Ⅱを補修部品が届いたのでレストアしました。
・Technics SU-7300Ⅱ 1970年代のアンプで、当時4万円前後の製品です。 正面に音量で振れるメータにつられてジャンクを購入したものの、そもそもに電源が入らず、かつ取り替えるコンデンサが奇数(33μFや47μFなど)で入手に手間がかかっていました。 今回電源トランスごと交換+電解コンデンサ(電源平滑用以外)計16個交換、基盤再はんだ、接点洗浄、基盤磨き、洗剤にて外装洗い、ボリュームメンテ、ガリ音補修(接点復活剤)、ヒューズ一本交換。なお、phono(レコード)部は未整備です、特に使う予定が無いので(汗) 音質的には、大迫力(オケの盛り上がるところなど)感はさっぱりでしたが……そういう機種じゃねーからぁ! ですね。 コブクロや平井堅などのCDにはとてもよくあいました。ラウンドネス+トーンで鬼低音なんかしても笑えます。 ただ、メータはレコード用なのかCDからの入力ではさっぱり振れなかったのが残念なところです。後で抵抗値いじって振れるようにしましょうかね…… 使用したのはKENWOOD DP-1001(CDプレイヤ)とKENWOOD LS-1001(スピーカ)の1001シリーズ。相性はとてもよかったです。 なお、底面部にしっかりとコンデンサにはC201などCと書いてありますし、+-表記もされている上、コンデンサの数が少ないのではじめてのレストアに向いている機種かもしれません(A-805はちょっとばらさないといけないところがありましたし)。 後で必要なコンデンサの数や容量等が知りたい方はコメントのほうからどうぞ、自己責任の分野ですが捨てるよか楽しいですよ~ 今日の一言 「おいておくだけのアンプ12台目~」 PR |
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2010 09,11 22:24 |
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Aurexと聞くと、そもそも読み方すら分からない人が多いと思います(まぁ自分も最近までその一人でした)、実はこれ、Lo-D(日立のブランド名)と同じくブランド名で会社自体は東芝です。以前はいろんなメーカが技術力を競って出していたんですね~
ネットでもデータがほぼ皆無ですので、とりあえず細かい諸基などを今回の記事でうpしようかと思います。これでLS-E8に続くネットで唯一情報を公開しているブログになりました。ふふふのふ…… ・Aurex SB-730 Aurex(東芝)が1970年代後半に発売したモデル。当時は79800円戦争といって、この価格帯が一番の激戦だったそうです。 当時の新商品レビューによると、東芝のこのSB-730は最初この価格帯においてさっぱり関心を向けられなかったようで、「実際に聞いたら素直で悪くない・堅実な音だ」と高評価を受けたようです。 内部は底面パネルを取れば電解コンデンサが取り替えられるというわけではなく、二重底のようです。むぐぐ…… ラウンドネスとは別にトーンコントロールもついていますし、音楽を聞きながら録音だけ別にできる機能など、機能は豊富なようです(レコード使ったことがないのでよく分かりませんが)。 内部でまず一番目を引くのがこの二つの箱。巨大な黒いものとサブらしき小さいもの。 DC-U100には小さいほう程度が入っていましたから、いかに巨大わかります。 性能・規格 ・連続出力:75W+75W(20~20kHz・8Ω) ・全高調波ひずみ率:0.52%(75W時) ・周波数特性:DC~100kHz+0、-1.5dB ・出力帯幅:5~50kHz ・残留雑音:0.1mV以下 ・ダンピングファクター:40以上 ・入力感度:PHONO1 2.5mV以上 PHONO2(MC) 0.12mV その他 150mV ・RIAA偏差:25~15kHz+-0.2dB ・PHONO最大許容入力:300mV/65dB(MC) ・S/N:PHONO 85dB/65dB(MC) ・寸法:420(W)*149(H)*377(D) 重さ14kg ・定価:79800円 使ってみた感じ、余計な色のつかないアンプとでも言いましょうか。 TRIOほど重厚感がありませんし、Pioneerほど艶、中音域のまとまりがあるわけでもなく、ONKYOほど聞き疲れしにくいわけでもなし……こう書くとひどいアンプに聞こえるかもしれませんが、それぞれのメーカの特徴、いいところを満遍なく集めた感じです。 パワプロのステータスで言うならオールBとでも言いましょうか(A~Dの評価)、どの分野でもそつなくこなしてくれます。 KA-7300ならロック、若者向けの最近の曲。A-805ならオーケストラや弦楽曲、A-N701はスーザン・ボイルさんの曲などのバラードなど。SB-730はどれでもいけそうです。 今日の一言 「レストアには手のかかりそうな機種です(笑)」 |
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2010 08,09 19:35 |
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先日またレトロアンプを入手しました。
・TRIO KA-8300 TRIO(KENWOODの前身)が78年に発売していたアンプです。 状態としては ・電源は通電確認 ・その他未チェック というなかなか香ばしい状態のものを入手しました。早速中をあけて写真を取ってみました。 見た目はそこそこ綺麗ですが、写真ではすでに直っていますが、一番左の電源レバーが折れかけていました……写真ではそうではなかったのにー、むきー! 中を開けてみるとびっくりです。そこらじゅうにクモの巣や謎の繭、はてまた綿ほこりなのかなんなのか区別不能のゴミたち……じ、自分、む、むむむ、虫にが、にがて、に、にぎゃぁーーー!? いきてるのいたぁあああああああ!? えー、ごほん。はい、写真を撮ったらはねてくっついたので、グロ写真になるのでうpはしないでおきます。とりあえずダスターでみんな吹き飛ばした……おえっぷ…… ご覧の通り、かなり汚れています。通電する前に先に清掃することにしておいてよかったです。 汚れがなかなか取れませんでしたが、ヤニ汚れではなかったので清掃自体はそこまでつらくありませんでした。 ですが……37度の炎天下での清掃は正直服一枚完全に絞れる状態にまで汗かきながら、でしたが。 やっぱり掃除にはこの子達は最高のお供です。 右で軽く拭いて湿らし、左でからぶきしつつ汚れをごしごし取ります。どちらもそんなに高くない割りに中身が詰まってますから、このブログで取り上げたアンプ類はすべてこれで掃除しました。 さて、早速電源を入れてみましょう…… ズザザザザザガリガリガリガリ おぅふ、ジャンクスピーカにしておいてよかったです。 とりあえずトランジスタなどの半導体の故障を疑う前に、ガリ音の大体の原因であるボリュームを「漢の200回ぐりぐり回し」を行い直るかチェックします。 ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり(ry はい、とりあえずガリ音は消えました。手首にはシップが貼られました。 メーカーロゴと型番の部分のアップ写真。 うーんやっぱり昔のアンプはいいですね~、この重厚感がたまりませんよ。 音はやはり経年数劣化で音のしまりと低音域、それと音のつややかさが足りていません。後でまた電源部の電源平滑コンデンサ(一番大きいところ)を除く電解コンデンサ類の取替えを行いたいと思います。 今日の一言 「こしぬけました、こ、このアンプ重い……」 |
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2010 07,23 20:03 |
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はい、というわけで今回は古いアンプのレストアにかかる費用と時間(労力はプライスレス)を、現在も100時間エージング中のA-805を例に考えて見ましょう。
・ONKYO A-805 インターネットにひとつだけあった解説サイトによると1978年制のアンプで、当時120万円のスピーカーを鳴らしてみた比較の際に当時有名メーカだったサンスイの高級機(20万円だったか)に対して随分と健闘した。とべた褒めされた優良アンプです。 まだ左右独立電源ブームとやらに乗っかりきれて居ないのか、はてまたその気がなかったのか電源はひとつです。 さて、このアンプに使われていた電解コンデンサは計26本。意外と構造も簡単かつ個数も少なかったので、手を出しやすかったです。 電源部 10000μF 50V×2 330μF 50V×2 220μF 50V×2 電源部には耐圧(V)の出来るだけ大きめ+音響用ハイグレード品を使うといいかもです 47μF 25V×2 33μF 25V×2 22μF 25V×2 1μF 50V×4 ─────────── 計18本 その他 1000μF 25V 220μF 6.3V 33μF 16V そのほかの部分は、容量の大きい部分のみハイグレード、それ以外は音響用標準品にて 22μF 25V×4 4.7μF 25V 1μF 50V×2 ────────── 計10本 その他 さびたヒューズ×5(4A×4 5A×1) さて、それで今回は仙台マルツになかった部品(10000・330・33・4.7・1μF)を覗いた合計14本の費用は1380円でした。意外と安く済みますね。 後はヒューズが200円、OAクリーナや音響用半田などの消耗品の買出しが出来れば総合しても始めてのチャレンジで必要な予算は3000円もあれば十分ですね。 時間としてはコンデンサ交換→3時間 磨いたり清掃など→1時間 部品選び→楽しむだけ楽しむ 程度で完了です。自分全然手馴れてなんかいませんがこの程度で済みます。 例)外装をとっぱらってみた状態 さてこの記事をご覧になった方で、電子工作に興味を持ったような気がしないでもない人や、電子工作できるけどいじってみるのは怖かった方、やってみませんか? 当方ではアンプなどをいじって破損させたり、事故につながった場合でも責任は持つことが出来ませんが……正直インシュレーターに3~4000円かけるよりはよっぽど現実的な音質改善が見込めますよ。 例)エージング中 FANがないのでとっても熱が本体内にこもりやすいです、卓上扇風機+湿ったタオルで気化熱=ビバ涼しいのコンボで冷やしています。 夏場は暑いですから、基盤に汗たらしたり水こぼしたりなどしないように注意しましょうね。 今日の一言 「といいつつもインシュレータ8個持ってたりする自分」 |
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2010 07,19 20:53 |
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はい、また例によって休日のハードオフめぐりの結果タイトル通りONKYO A-805を入手してきました。
←とりあえず外で動作確認中。状態としては ・通電はする ・ヘッドフォンからは鳴る ・スピーカーからは音が出ない ・ボリュームを動かすと時々ガリガリ音がする です。さてとりあえず中を開けてみないことには原因の究明も出来ないので開けます。 中を開けてみるとやはりホコリの山が……ゆけ、ダスター! 汚物は洗浄だー! さてさて一通りホコリを飛ばし、基盤のヘドロを落としたら早速どこかへんなところがないか探して見ます。 まず最初に見つけたのが、ボリューム部にこびりつく黒いヘドロ。とりあえず歯ブラシでごしごししてこれは落とせました。 そして次におかしいなと思ったのが、本体中央部に4本も位置するヒューズ。見る限りみんな切れてはいませんけどサビというか、焦げてるというか……ようするに交換対象ですね。4Aの汎用品だったので手持ちのヒューズとお取替え。 そしておそらく最大の原因っぽいのがこちら。 おおぅ、コンデンサの横になにやらシミというか固まった良くわからないものが……最初はただの接着剤だと思っていましたが、よくよく見てみると他の基盤部やコンデンサにはこんなのくっついていません。怪しい、怪しすぎるよチミィ…… こちらが今回お取替えのコンデンサ。別に妊娠しているわけではなさそうですけど一応怪しいのでお取替え。前回のSANYOコンポについていたSUNCONの1000uF 25Vががあったので、耐圧も上(16V→25V)なのでくっつけてみることに。動けばめっけーもですよ。 さっそく組み立てなおして動作テスト。ここで自分ドジっ子と男なのによく言われるほどドジなので ・CDプレイヤーからの入力を忘れた×3 ・アンプの電源の入れ忘れ×2 ・スピーカのABセレクトミス×1 ・インプットソースの選択ミス×3 と立て続けにポカをして、「う~んなんで音でないんだろう」と1時間頭をひねり続けました……バカですね、はい。 動作がきちんと確認できたので、早速家の中に入れて外装清掃+部品の分解清掃をしっかり行って再組み立て、そして音だし中がこちら。 うーんやっぱり昔のアンプは音もいいですが、この輝きとずっしり感がたまりません。 2005年製の安物コンポから始まった自分のオーディオ機器いじりは、ついに1976年まで戻っていってしまいました。20歳前でなんでこんなに古いのが好きなんでしょうかね、カラオケで一番得意なの特撮と演歌ですし…… とりあえずこれでA-805の修理は完了です。この機種は底面部のカバーをはずしてやるとすぐメイン基盤が見えるので、半田ごてともう一人いればすぐにコンデンサの取替えが出来ます。来週にでもコンデンサ取替えしていろいろいじって見ます。 それと平行してただいまゴムベルトの入荷待ちで FR-V3×2・FR-V5×1 が部屋に積みあがっています……お母さんが深刻なまでにキレかかってます……ぽまぎーちぇ…… 今日の一言 「使い道なんて知りません、どうせふた開けて手を入れた時点でヤフオクで売ることなんて出来そうもないですし」 |
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