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2010 07,22 19:29 |
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はい、やはり系年数劣化で状態の悪いコンデンサの皆さんたちをいじりたくなったので、修理は完了していましたがコンデンサの取替えをしてみたいと思います。
なお、あくまでこのレストア方法は「ド素人」がやっている方式ですので、プロの方には参考になりませんし、お笑い物レベルかもしれません(汗) そして、このサイトに沿っていじった結果破損したりその他被害が出た場合でも、こちらは一切の責任を負いませんのでご注意くださいね。 ・古いアンプなどのオーディオのレストアってどーすんのよ? まず古いアンプなどは、中に大抵はホコリが堆積しています。こいつらが時々どころかいつも悪さして電源すらショートして入らない……なんてこともあります。なのでまず200円程度の中身が出ないエアダスターでまずはホコリを飛ばしましょう。その時にホコリを吸わないようにマスク+ゴム手袋は準備していてください。 見た目はきれいだけど……そんなことはないです、実はかなーり見えてないだけで汚いです。ちゃんと表面や基盤部分もOAクリーナなどで洗浄しましょう。洗うのが本当は一番いいのですが、全部部品をばらさないといけないのでぶっちゃけめんど(ry 例)一見きれいに見えるのに実は汚れている図 使いまわしすみません、でも見た目がきれいでもこんなに汚れてたりします。 ・きれいに一応拭けたよ、次はどこ見るの? 一通りきれいにしたら、まず劣化の激しい部分を探してみましょう。 基本的には一番劣化が激しいと言われる部分は「電解コンデンサ」です。こやつは「生もの」と言われており、良くて10年しか持ちません、それ以降は劣化する一方だそうです(劣化すると液漏れを起こしたり、音のしまりがなくなる原因になったりします) 例)液漏れコンデンサ(30年経過品) 液漏れして黄ばんだり、基盤をさびさせたりする悪いやつです。 なお、液漏れした液には絶対に素手で触らないように! 写真では素手で触ってますが、液漏れしていない部分を持っているだけです。 電解コンデンサは、極性というものが大抵あって+と-があります。これを間違えるとぼかんとコンデンサをぶっ壊す原因になるので、最初は基盤に+-が書いてあっても一応すべてメモしたりして記録しておきましょう。 極性はコンデンサに筋が(写真だとVが刻まれた青い筋)あるほうが-です。アノード・カソードといって、+が足の長いほうと言うことだけ覚えておけばOKです。 ・電解コンデンサってどれ見て変えればいいの? 電解コンデンサには耐圧と容量がありまして、耐圧=どれだけまで電圧に耐えられるか。容量=どんだけ溜め込めるか みたいな事柄が決まっていて。 ・耐圧が最初16Vのコンデンサの場合、16V以上(25Vや50V)ならどんなものに変えてもOKです ・容量が最初220μFと書いてある場合、それ以外に変えると誤動作や悪いことが起こることがほとんどです。知識がない場合(自分も含む)は手を出さずに、おんなじ数字のものを探しましょう。 どういう風に書いてあるかについては、上の写真に書いてあります。 ・買って来たよ、それでどうやって取り替えるの? 半田ごてをつかって、半田吸い取り線などを使い半田を吸い取って取り替えてみてください。基本は半田を取る→片方の足を暖めて誰かにコンデンサを持ってもらってキコキコ動かしながらゆっくりと抜き取ってください。 ここで注意ですが、直前まで使っていた場合などはしっかりとコンデンサを放電してください! 放電方法は、100Ω程度の抵抗でコンデンサの両足をショートさせてあげればOKです。気をつけてくださいね? とりあえず半田ごてのやり方くらいは自分で勉強しましょう。 ・とりかえれたよ! そしたらばいよいよ電源を入れます。最後に+-の極性が間違ってないか、どこかでショートしてないか、部品がなんか転がってないかなどを確認してください。壊れてからでは遅いのですよー できれば室内でやると失敗した場合、ひどい異臭や煙が発生するのでできるなら外でやることを推奨します……コンデンサ破裂するとくっさいですよ~ 例)お外でお試し 延長コードはすばらしいものです。 ・電源着いたよ! ちゃんと音でるよ!! こうなればこっちのもの……というわけでもありません、まずは取り替えた電解コンデンサのエージング(ならし)をエロイ人いわく100時間するべきだそうですが……そんなこと夏場してたらA級動作(発熱ヤバイ・でも音きれい)が多い古いアンプなんてあっという間に昇天です、本当にありがとうございました。 というわけで、まず2時間程度動かしてみてください。それで問題なければ排気口をふさがないようにタオルで巻いた保冷材でも上に乗っけて冷やしてあげて動かしてあげてください。温度はアンプの敵です、大抵の電解コンデンサは85度までしか持ちませんし、付近の温度で動かすと急速に劣化します。注意しましょう。 例)温度対策に保冷材乗っけるの図 保冷材は、よくお土産とかに入っているアレで全然構いません。結露と放熱板をふさがないようにだけすれば無問題です。ガンガン冷やしましょう(冬でも室内ならばやるべきかもですよ) さて、とりあえずは電解コンデンサだけとっかえて「なんちってレストア」の完了です。これだけでも十分いい音で鳴ってくれますので後はエージングが終わるまで楽しみにしているだけです。 後は「かびたりコゲてたりするヒューズの取替え」や「ケーブルや抵抗の交換」などいろいろ出来ますが……面倒くさいですしお金もかかります。手軽にはじめるのならまずは電解コンデンサの取替えをやってみましょう。 ぶっちゃけヘッドフォンアンプよかよっぽどこっちのほうが簡単でした……トホホ 今日の一言 「次の更新は、レストアにかかる時間・費用を今回修理したA-805を例にご紹介します」 PR |
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