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2012 06,16 08:30 |
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先日こちらのブログ拍手にて
「これから、家にある古いアンプのレストアなんかしてみたいと思います。でもネットで調べると、そもそもさっぱりそこに書いてあることがわかりません。なにか参考書などはありませんか? 私は半田ごてを買うところからスタートです」 というご質問がありました。 そーですね、多分レストアやジャンク修理だけに特化した参考書ってないのではないでしょうか? 基本的な電子パーツさえ知っていれば、ある程度は自分のようになんとかなるのですが、まったく何がなんだかわからない、ということですよね。 自分も基盤見た瞬間にふらっと来る知識レベルからスタートしたので、まずは基礎的な部品や、その特性から連載形式でご説明します。 謎だったり、よくわからなかった時は拍手かコメントをいただければ別途対応しますよ。一応インストラクターへ就職目指しているので、人に物を教えるのはいい経験になりますので(笑) ※注意! レストアを含め、オーディオ機器を弄るのは大変危険です。当サイトは「記事を参考にした」などにより発生したいかなる損害・故障に対する賠償を行いませんので、完全自己責任でレストアはおこなってください! 1:レストアってなんぞや? 本来の意味は古くなった工業製品を、保存・復元することです。改良という意味はあんまりありません。 「劣化した部品を交換し、外装を磨き上げ新品同様、あるいはそれに近い状態とし保存することを目指すもの。 」 が正しい意味です。 自分がやっているレストアorオーディオ的な意味では、 ①最新のパーツを使用して、元気のあるアンプ・スピーカに生まれ変わらせる ②当時のパーツを多用して、壊れている部分だけを修理する(ジャンク二台から正常な一台をつくる『ニコイチ』など) だいたいこの2系統に分けられると思います。 つまり、本来の意味のレストアではないので自分なんかの弄り+部品交換はあくまで「なんちゃってレストア」ですね。 業者や人によっては新品同様ギリギリまで磨き上げるプロフェッショナルさんもいるとは思いますが、自分には無理です(滝汗) 記事はこちら 自分が以前やっていた、Technics SU-7700 のレストアは、どちらかといえば①に相当します。
電子パーツの中で、劣化が激しいと言われるのが、小信号用トランジスタ・FET・電解コンデンサです。これについては次回の記事でご説明します。正直70年代のアンプにおいて、交換しなくても大丈夫であろう部品なんてそうそうな(ry
自分は、このうち電解コンデンサの交換を中心としたレストア行為を行いますが、②を目指す人は、その劣化しているはずの電解コンデンサを一つ一つ「容量測定」を行い、容量があまり減っていない組み合わせを探してニコイチなどをします。 劣化した部品を判断するために一度すべて取り外して測定する……途方もない時間と労力、そして技術力が必要になります。 最初のうちは、新品の部品を購入して来て、古い部品と交換するのが無難かと思われます。楽ですしね。 2:レストアするメリットって? レストアすることにより、②を目指している人は、自分の幼い頃や昔の記憶にある往年の音を取り戻す・限りなく近づけることができます。 自分のように①を目指している人は、劣化した状態による解像度の低下・ガリの発生・音質劣化・温度上昇などの弊害を取り除いて、新しい音を楽しむことができます。必ずしもアンプ本来の音を聞くつもりはありません(自分が生まれる前に作られたアンプの、往年の音など分かりようもないので(滝汗)) 古い状態のまま放置されたアンプを、すぐに大音量で使ったりすると故障の原因になります。また、しばらく押入れやオーディオラックに入れて放置していた場合、各種部品の劣化による故障が発生していて、電源を入れた瞬間に……なんてこともあります。電源を久々に入れる前には、ちょっとフタを開けて掃除して、目でみてチェックする必要がありますね。 ※パソコンでも、ホコリを飛ばしたら電源が入るようになるなんてこともよくあることです。ホコリのせいで故障することもよく(ry 3:レストアのデメリット 一番大きなデメリットは、いじくり回すことによる火災や怪我などの事故。そして既にメーカ保証が切れているようなレトロオーディオならともかく、メーカの保証がなくなってしまうことです。 ついで大きなデメリットは、元々は動いていたのに、部品交換をしたら動かなくなった!? なんてことが起きても、自己責任になることです。最悪の場合はコンデンサが破裂したり、アンプが炎上することも…… 自分は、初めてコンデンサを交換した時は、延長コードを使ってアンプを庭までひっぱり、そこで室内の電源タップのスイッチを入れ、遠隔起動させて様子を見ました←相当なビビリ それと、やはりいじるということは、アンプ本来のパーツを使った音とは絶対に音が変わってしまうということです。 好きな音に変化すれば大成功ですが、イマイチな音質になったり、労力に見合わない音になることもしばしば…… 失敗例(汗) せっかく端子まで交換したのに、肝心の音質がヽ(・ω・)/ズコーだった例です。 ちょっとした博打ではありますが、それも含めて楽しめるかどうかが、なんちゃってレストアするにあたって、大事な心構えかもしれませんね。 4:レストアする前に確認したいこと・するべきこと ①コンセントから、アンプを引っこ抜いているかどうか。電源が切れているかどうか。 ②電源を切ってからしばらく経っているかどうか → 一日以内に部品交換したい時には(できる限り)『放電』ということを行わなければいけません。後日記事にします。 ③上記を確認した上で、ホコリなどをエアダスターなどで取り除いているかどうか。 ①②に関しては必ず確認してください。「そんなのあたりまえやん」と思う人もいるとは思いますが、濡れた手でドライヤーをコンセントにつっこんで感電する人がいなくならないように、知らない人は知らないので念のため(借猫さん、ご指摘ありがとうございました) まとめますと、 ・なんちゃってレストアすると、音質が良くも悪くも変わるよ! ・何が起きても自己責任だよ! ・昔のレトロオーディオがもっと楽しめるよ! ・電気って、怖いものだってこと注意してくださいね! こんなものでしょうか。 次回は部品編「電解コンデンサ」についてです。 拙い文章ですが、これでご勘弁ください(滝汗) 拍手レス >ハヤサカさん >>いろんなことしてるのね 場所がなくなってきたので(結局大処分もできませんでしたし)、小さなスペースで遊べるいじくりをしています。 >>最近のハードオフ 500円の、心躍るようなジャンクはもう見られないですね。人も以前よりいっぱいいますし、これはちょっとしばらくはいいものは出てこないのでしょうか…… 一通り家にオーディオが揃ってしまったので、数千円も出す余裕がなくなっているわけでして(汗) 大きなSPはやっぱりロマンなんですけれどもね…… >>お店で話 茶色の靴を履いて、斜めに下げたカバンをしょったジーパンメガネが、ジャンクコーナーなどをうろちょろしていれば自分ですよ(笑) >拍手をくれた今回のご質問者さん こんなんでよろしかったでしょうか? 時折アンプネタなどを挟んでは行くと思いますが、連載していく予定ですので、よろしければお付き合いください(汗) 今日の一言 「自動車免許ぉおおおおおおお!」 PR |
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コメント |
裏側を見ると…「感電の危険があります サービスマン以外はケースを開けないで下さい。」と書いてありますね…
まあ 良識のある方は開けたりしませんよ!? でも世の中には良識も銭もない方々もいますからね(汗) しかも電気屋も直すなんてしないし自らサービスマンになるしかないですか… ただ古い家電を直して転売しても元をとれるケースは少ないですからね やはり分からないなりに直す(壊すとも言う)過程を楽しむのが本道ですね 本当なら放出するときは完動より何処か不具合を仕掛けて出した方が良いのかも(爆) さて トラップにひっかかるのは…明日はどっちだ!? そうそう 今日はアニソン三昧…えいとま~ん♪えいとま~ん♪ファイト!ファイト!ファイト ファイト ファイト! エイト♪エイト♪エイト エイト エイト! う~ん最高!! 【2012/06/1616:12】||マサ#4d97c00947[ 編集する? ]
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>危険なことについて
追記しておきました。たしかに知識があろうがなかろうが、危険な取り扱いになりますからね…… >過程を楽しむ その通りですね。直せた時の感動も大切ですが、いじくり回すという楽しみが楽しくて楽しくて(笑) これでお金を稼ぐ人になるには、これからの連載記事にしていく程度の知識では(というか、自分程度では)到底無理です(滝汗) >アニソン三昧 弾より速い~ 自分もさっきからPCに録音しながら各種作業しています。後でカセットに録音してふふふふふ…… 【2012/06/1616:54】||管理人#54850ff9e2[ 編集する? ]
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restore、直訳すると「回復する」。
劣化した部品を交換し、外装を磨き上げ新品同様、あるいはそれに近い状態とし保存することを目指すもの。 すなわち俺がやってるのはレストアではなくただのリペア(=修繕)ですねwww 劣化部品全数交換して磨き上げなんて、とても気が持ちませんです。 レストア時、絶対に交換すべき部品は電解コンの前に小信号用トランジスタ、FETだと思うんですが。 あと念のため「電源を切り、コンセントを抜いた上で作業する」の説明を入れておいたほうが良いかと。 世の中には電気の恐ろしさを知らない方々もいますので・・・。 |
>レストア
なるほど、旧車マニアな方のレストアを見ると、確かにピッカピカの新品同様なクルマが多々ありますね。 一言加えておきました。 >リペア「ノットイコール」レストア 自分がいじっている程度の事や、ちょっと手を加える程度では本来「レストア」という扱いにはならないのですが、おそらく質問してくださった方や、レストアしてみたいと考える人の基準って部分部分の部品交換程度なのかなと勝手に想像していました(違う人がいたらごめんなさい(滝汗)) リペアでまず壊れたアンプを修理して、一応は動作中の部品を交換して音の変化を楽しむのが当ブログの「なんちゃってレストア」ですね。 その点では、自分もちゃんとしたレストアなんてしたことがgggggg >レストア時に注意すべき事・部品 なるほど、今まで自分はFETやトランジスタは「足が黒くなっていないか」「ショートしてないか」程度しか確認していませんでした、以後自分もチェックしてみます。記事にも追記しておきますね。 やっぱり借猫さんを含めて、みなさんのご意見は非常に参考になります。助かります(歓喜) コンセント関係については、確かに「電源を落として作業する」は一般常識に思えますが、PCのUSBメモリをそのまま引っこ抜く人がいなくならない(ry ごほん、自分のこの記事も「こいつこんな一般常識もしらんで記事書いとるんか」と突っ込まれること多々ありまくりだと思いますので、ぐぅの音も出ません(汗) ちなみにドライヤーの件は、合宿で友人がやらかした実話です(笑) これからも、どんどん記事に変なところを見つけたら突っ込んでください。 自分の勉強にもなりますし(独学勘違いのオンパレードでしょうし(滝汗))、記事の質向上にもとても助かります。 よろしくお願いします。 【2012/06/1623:18】||管理人#54850ff9e2[ 編集する? ]
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